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イタチは3cmから5cm程の小さな穴や隙間があれば簡単に侵入することが可能です。九州では、2回繁殖期があることが報告されているイタチですが、毎年冬の終わりから初夏にかけて繁殖の時期をむかえます。イタチは一度住宅内に棲みつき、繁殖してしまうと、その場所が安全で快適な場所だと認識し、毎年侵入被害にあう恐れがあります。イタチは基本的に、夜行性と言われ、日が暮れると巣から出て活動し、明け方になるとまた巣に戻り休息するのですが、場所によっては、昼間でも活発に活動することが分かっています。一夜で8kmほど移動することもあるほど、行動範囲が広くなっています。
イタチのエサは、基本的にノネズミが全体の5割から8割を占める程です。
このことから寒さを凌ぐため、安全な巣を確保するために人家の屋根裏などに侵入するイタチが、家ネズミを捕食していることも考えられます。
他にも、小鳥の卵やヒナなど小型の鳥類、カエル、サンショウウオなどの両生類、昆虫類なども捕食します。またザリガニなどの甲殻類や魚類、自分よりも大きいニワトリやウサギなども捕食することがあり、動物性のエサであれば何でも食べてしまいます。さらに、栽培されている柿やリンゴ、野生のキイチゴ類(木の実)など、植物性のエサも食べているようです。イタチが天井裏に住み着く時期は、イタチのエサとなるネズミの繁殖時期とも関係してきています。
メスのイタチは、約1ヶ月の妊娠期間を経て4~5月頃にかけて子供を産みます。イタチの子どもは3ヶ月程度で成獣となるため、7月頃になるとそれぞれ単独行動をしだし、個体数を増やしながら活動し続けます。
体長:雄が頭胴長27~37 cm、尾長12~16 cm、体重300~700 g。雌が頭胴長16~25 cm、尾長7~9 cm、体重140~300 g。
国内産のほ乳動物の中では雄、雌の差が最も大きい。体色は夏季では褐色がかった黄土色で、一見チョコレート色であるが、冬季は、山吹色になる。顎下は白っぽく、額中央部から鼻鏡部にかけて他種と区別できる濃褐色の斑紋がある。仔の体色は、暗紫色で口先の白い部分が目立つ。体型は胴長で、足が短く、尾は太い。指の間には小さな水かき状の膜がある。肛門の左右に1対の肛門腺があり、糞の排泄時に臭い付けを行うが、身の危険を感じると、肛門腺からかなり臭い黄色の液を分泌する。
イタチを追い出しから侵入口封鎖、掃除、消毒などすべてを完璧にしてほしい場合や、侵入する穴や隙間だけを塞いでほしい、など被害状況やお客様の状況によって依頼内容が異なる場合があります。